蔵倉の蔵のお話

雑記帳 | 20.10.12

10月も半ばになり今年もあと数か月ですね。
蔵倉(弟)の手伝いを始めて31回目の秋になります。
ふと、このお店の始まりは?と思い大家さんにお尋ねしました。

7代目 木村又兵衛氏よりお話しいただきました。
 日本の伝統的な建築様式のひとつで、木骨、外壁を土壁として漆喰などで仕上げられた土蔵造りの酒蔵です。
この地で江戸時代末期より代々酒造業を営み、4代目木村又兵衛が大正3年(1914年)5月にこの酒蔵を建てました。築106年となります。
諸般の事情により6代目又兵衛が昭和47年に酒造業をやめました。昭和49年(1974年)12月に【倉蔵】が開業され当時は炉端焼きをメインにした料理を提供しておりました。

【蔵倉】の大将である後藤博氏は旬の魚介類と京野菜を中心にした創作料理が得意です。また、日本各地の地酒を常時20種類ほど用意しグラスからこぼれるお酒を升で受けていただく冷酒はおつなものです。
その日の仕入れによって変わる手書きのメニューで、“本日入荷!“ ”今日はこれ!”は一押しの一皿です。


お忙しい中、説明文を提供してくださり、また身の丈以上の㏚文まで書いていただき7代目氏には感謝いたします。ありがとうございました。



秋の食材もいろいろ入っています。
お客様からありがたいお言葉も数々いただいております。
そして蔵倉の歴史も改めて知ることができました。
30年前を思い出し前向きにもう少し頑張って行こうと思っている日々です。       

 蔵倉 姉